今回の架装では、降雪地での使用を前提とした架装を施しており、雪や融雪剤による車両への影響を最小限に抑えるため、素材選定や電装処理に細心の配慮がなされています。特に、融雪剤による錆の発生を防ぐため、踊場・サイドガード・泥除け鉄板などの外装部品にはアルミやステンレス素材を多く使用。これにより、腐食に強く、長期間にわたって美観と機能性を維持できる構造となっています。また、電装系統においては、雪や消雪パイプによる漏電リスクを考慮し、作業灯やマーカランプなどの配線には防水処理を施しています。特に作業灯は、キャブ側面および踊場内側に設置されており、夜間や悪天候時の作業を安全かつ確実に行えるよう設計されています。
軸受機構に十字継手式を採用しており、前後方向だけでなく左右方向にもピッチングする構造となっています。この機構により、走行中に発生する様々な方向からの衝撃を効果的に吸収することができ、車両全体の安定性が向上します。
樹脂フェンダを採用することで、軽量化と耐久性を両立しています。さらに、フェンダをカットし裾周りの半径を縮小することで、お客様が希望するトレーラーとの適合性を確保。これにより、連結時の干渉を防ぎ、スムーズな装着が可能となっています。
素材はアルミ製縞板を採用、お客様の要望から工具箱を2つ設置。蓋は後方開き仕様とすることで、使い勝手と安全性を確保しています。