今回は、重機運搬用トラクタに対して 、安全性・耐久性・操作性 を重視した架装を行いました。収納力確保のため、アルミ縞板製の 大型工具箱 を搭載。電装・空装も整理し、工具箱のスペースを確保しています。また、利便性向上のため、右側サイドスカートにステップを設置し、国内の運用に適した仕様に仕上げました。重機運搬の現場で求められる安全性と効率性を両立し、ドライバーが安心して快適に作業できる架装となっています。
アルミ縞板製の特製工具箱を搭載。台座・枠はスチール製で厚めの塗装を施し、防錆性を強化しています。
工具箱下部にレバーブロックを掛けるためのバーを設置し、樹脂製の保護材を設置することで、傷が入らないようにしています。また、電空装スペースを中央にまとめることで左右のスペースを確保し収納性を向上しています。
工具箱下部のドアは側面に設置することで、前面にレバーブロックを掛けられるようになり、空間を無駄なく使うことが可能な設計となっています。
踊り場にはアルミ縞板を採用。側面は開閉式となっており、給油口などの露出を抑え、作業スペースの確保とデザイン性を両立した設計となっています。
輸送時の視認性を高めるため、LEDマーカーランプを配置しました。夜間の安全性を確保し、車両の存在をしっかりアピールします。
標準仕様では右側から踊り場への昇降ができないため、降りてすぐに作業ができるようにステップを追加しています。